友達の誕生日に招かれて衣装を考えました。

子供の記念写真は衣装が可愛い!
ある春の日に友達の誕生日のパーティに呼ばれました。
当時私は大学の2年生で一番おしゃれに敏感な時期でした。
と言っても友達の一人暮らしの下宿に行ってケーキを食べるだけなのでそれほど一生懸命におしゃれをしなくても良いだろうといつもよりちょっと女の子らしい四月にふさわしいセーターを着ていくくらいのことしか考えませんでした。
しかし他に招待された友達から当日の衣装をどうするかと相談されて自分の考えが違うことがわかりました。
まず私た勝手に下宿だと思っていた友達の一人暮らしの住まいですが、高級マンションであることその友達も実家は実は大金持ちだったということ、そして招待されている人たちはみなお金持ちの人たちであることなどがわかったのです。

これはよく漫画に出てくるよう欧州のお金持ちの世界の話のようなものだと思いました。
私はちょっとおしゃれなセーターはもちろんやめることにしました。

そして友人と相談して衣装を考えました。
きちんとした感じのワンピースにすることにしました。
プレゼントは可愛い化粧ポーチを考えていたのですが、それを友達と共同で購入することにしてブランドの物に変更しました。
それとお花も豪華なものを注文しました。
当日私と友人は約束の時間より1時間も早く最寄りの駅についてお互いの服装と持ち物をチェックしました。
そして友達のマンションに向かったのです。

しかし話は全く違っていました。
友人のマンションはアパートがちょっと可愛くなったくらいのもので、お世辞にもお金持ちのお嬢さまのお城ではありませんでした。
部屋も6畳の和室が一間です。

なによりお祝いされる当人が全くの普段着のセーターで出迎えてくれたのです。

そう私たちは騙されていたのです。

セミフォーマルで乗り込んだ私たちは完全に浮いていました。
どうしてこんなことになったのか、その時私と友人は初めてその日が何の日か気がつきました。
そう四月一日だったのです。